妊娠超初期の頭痛、腰痛、吐き気が起こる原因や気を付けること

妊娠超初期の頭痛、腰痛、吐き気が起こる原因や気を付けること

 

妊娠超初期は受精卵の着床から
妊娠判定ができる前の時期を指し
週数にすると妊娠2週〜5週ごろにあたります。

 

腰痛、頭痛、吐き気など様々な体調不良で
辛い思いをするお母さんが多い時期です。

 

なぜ妊娠超初期にこの様な
体調不良が起こるのでしょうか。
また、どの様な点に注意して
過ごせばいいのでしょうか。

 

こちらでご紹介する内容を参考に
辛い体調不良を乗り切ってください。

妊娠超初期に起こる身体の変化とは?

 

妊娠日数は、最後の生理が始まった
日からスタートして数えます。
一般的に、生理が開始してから
2週目に入るころにお母さんの身体の中で
排卵が起こります。この時、精子と卵子が
結合すると、受精卵になります。

 

受精卵が卵管を通って子宮まで到達すると
いよいよ着床です。
妊娠3週になると着床した
受精卵は徐々に成長し
中に胎芽と呼ばれる超初期段階の
赤ちゃんが育っていきます。

 

この時期、お母さんの身体の中では
様々な変化が起こっています。

 

生理予定日から一週間後の
妊娠5週目になると市販の妊娠検査薬が使用できます。

 

しかし、「妊娠超初期」の段階でも
多くのお母さんが体調の変化を感じています。
これによって妊娠に気づくお母さんも少なくありません。

 

 

妊娠超初期によくある体調不良…腰痛、頭痛、吐き気など

 

妊娠超初期に起こる体調不良とは
どの様なものでしょうか。
代表的な物をご紹介します。

 

・お腹や腰が張る。腰回り全体がズキズキ傷む。
・頭痛、倦怠感、微熱など、風邪と似た症状。
・吐き気、胃のムカつきなど、悪阻の症状。

 

私も妊娠2週目の後半から、
上記の症状を経験しました。
妊娠の初期症状にしては、早すぎると考えて
その時は、疲れによる体調不良だろうと思ったのですが
通常の月経前とは違った不快感があり、気になっていました。

 

他にも
「生理予定日前に吐き気がして妊娠を確信した」
「頭痛がしたので市販の鎮痛剤を飲んでしまい、
後から妊娠が分かった」など
超初期症状を経験したお母さんの話はよく耳にします。

 

その症状は千差万別で
上記に挙げたもの以外にも
胸の張り、頻尿、情緒不安定などを感じる人もいます。

 

お母さんにとっては、辛い時期ですが
これらは妊娠を継続するために必要な症状であるため
焦らず、上手く対処していきたいですね。

 

 

なぜ体調不良になるの?原因は?

 

妊娠超初期の体調不良は、何が原因となっているのでしょうか。

 

受精卵がお母さんのお腹に着床すると
「エストロゲン」や
「プロゲステロン」が急増します。

 

この様な急速なホルモンバランスの変化によって
熱っぽさや倦怠感を感じるケースが多く見られます。

 

また、子宮が徐々に大きくなることで
お腹や腰に痛みを感じる場合もあります。

 

エストロゲンやプロゲステロンの増加、
そして子宮の肥大は、胎盤から分泌される
hGC(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の影響と言われています。

 

妊娠5週ごろから使える、妊娠検査薬は
このhGCに反応し、陽性を示します。

 

hGCが急増するにつれ
吐き気を始めとする悪阻の症状を
感じる場合が多い事から
hGCが悪阻の要因とも言われています。

 

妊娠超初期は、まだ妊娠の自覚がない
お母さんも多い時期ですが
身体のなかでは、こうした妊娠による
変化が着々と進んでいます。

 

 

日常生活で気をつけたいポイント

 

ホルモンバランスの変化などによってもたらされる
妊娠超初期〜初期の症状は
症状が深刻な場合を除いて
これといった治療法ありません。

 

日常生活で気を付けてほしいことを紹介します。

 

 

・十分な休息を取りましょう
睡眠を十分に取り
お酒や胃に負担がかかる食べ物を控えましょう。

 

 

・栄養の取れた食事、葉酸の接種を心がけましょう
消化に良い食材をバランスの良く取り入れましょう。
また、赤ちゃんの器官形成のためには葉酸が重要です。
葉酸のサプリを飲むなどして
葉酸が欠乏するのを防ぎましょう。

 

 

・服薬は注意して
頭痛薬や風邪薬など、市販薬を服用して
後で焦ってしまうケースも少なくありません。

 

市販薬は、用法を守って数回使用する程度なら
ほとんど心配ありませんが
自己判断せず、医師に相談してから服薬すると安心です。

 

 

妊娠超初期の体調不良は千差万別

 

いかがでしたか?
妊娠超初期に起こる症状はさまざまで
風邪や疲れなどによる体調不良とも良く似ています。

 

妊娠が判明してから原因に気づき
納得するお母さんも少なくないでしょう。

 

妊娠超初期の腰痛、頭痛、吐き気などは
赤ちゃんの成長のために必要な身体の変化です。
無理をせず安静にして、この時期を乗り切ってくださいね。