妊娠中の貧血で注意が必要なヘム鉄、非ヘム鉄について

妊娠中の貧血で注意が必要なヘム鉄、非ヘム鉄について

 

女性は、なりやすい貧血。
妊娠中は特になりやすいです。

 

普段は何の症状も無い貧血とは無縁の私も
妊娠中期に貧血だと言われました。
貧血対策として鉄分を摂取する
というのは良く言われます。

 

しかし、ヘム鉄 非ヘム鉄という言葉を
私は妊娠して初めて知りました。

 

そもそも何が違うのか。
なぜ妊娠中は気にしないといけないのか。

 

そこで今回は妊娠中の貧血で
ヘム鉄と非ヘム鉄の違いについて
ご紹介します。

ヘム鉄、非ヘム鉄とは?

 

“ヘム鉄”とは動物性鉄分と呼ばれるものです。

 

肉や魚に多く含まれていて、貧血に良いと
言われ有名なレバーはヘム鉄です。

 

また、マグロにも多く、ヘム鉄が含まれています。

 

赤みの肉に多く含まれています。
特徴としては吸収がいいです。
赤身の牛肉、豚肉にも多く含まれています。

 

“非ヘム”鉄とは植物性鉄分と呼ばれるものです。
野菜、海藻、穀物に多く含まれています。
ほうれん草小松菜は鉄分豊富で有名ですよね。
ひじき、高野豆腐にも多く含まれています。

 

アサリやシジミ、牡蠣はヘム鉄です。

 

非ヘム鉄はヘム鉄に比べると吸収が悪いので
タンパク質やビタミンCと同時に摂取すると
吸収率が良くなります。

 

 

妊娠中はなぜヘム鉄、非ヘム鉄といわれるの?

 

妊娠中でなくただの貧血だと
ヘム鉄や非ヘム鉄とあまり気にしない
言葉ですよね。

 

しかし、妊娠中はヘム鉄の摂取に注意が必要なんです。

 

たとえばレバーにはビタミンAが多く含まれています。

 

適度に、たまに食べるぐらいなら何の問題も無い範囲ですが
ほとんど毎日食べたり大量摂取はビタミンAの
過剰摂取になってしまいます。

 

ビタミンAの過剰摂取は
胎児に影響が出る事があるのです。

 

口蓋裂や水頭症といった
奇形になる可能性があります。

 

私は、知らずにレバー食べてれば良いだろう
と一度にたくさん
それも毎週のように食べていました。
大好物だったので。

 

しかし、貧血で注意をうけた時
レバーはあまり食べないでといわれ
心配になりました。

 

口蓋裂は、エコーで分かるといわれ
何も問題ありませんでした。

 

エコーでも産後も何も問題なく
ただ出生時も、その後も平均より
子供の頭が大きめで水頭症を心配しました。
何もなかったのですが無知な自分を恨みました。

 

またマグロにもメチル水銀が
含まれている可能性があります。
メチル水銀もまた胎児に影響がでる可能性があります。

 

出生後、音への反応が鈍くなることがあります。
マグロだけで無く他の魚にもメチル水銀が
含まれている可能性もあります。

 

 

ヘム鉄は食べないほうがいい?

 

ヘム鉄に良い事ないじゃないか!と思ってしまいますが
そんなことはありません。

 

私も貧血で食事の指導を受けたとき
食べられる物少ないよね?
こんなに我慢しなきゃなの?
と驚きと不安になりました。

 

ですが、過剰摂取しなければ大丈夫。
毎日食べると問題だけど。といわれました。

 

何を言ってもバランスの良い食事が一番です。
毎日レバーを大量に食べたりマグロだと
週に80グラム以内これは一日刺身一切れ以上を
毎日食べると心配な量ですがそんなに
毎日マグロ食べる人もほとんど居ないと思うので
神経質に気にしなくても大丈夫です。

 

もちろん非ヘム鉄では補えないものも
ありますし非ヘム鉄でも
過剰摂取は良くないです。

 

たとえば非ヘム鉄のひじき。
少し前までは鉄分豊富で貧血にいい食材で
栄養も豊富。
妊娠中も積極的に食べるようにと
言われていた食材ですね。

 

でも今はひじきにヒ素という
毒が含まれていることが分かり
過剰摂取は控える様に
といわれています。

 

これも知らずにひじきをと祖母に言われ
積極的に食べていました。
小鉢で週に2回程度なら問題ないようです。

 

ですが気にしすぎてストレス
が一番良くないないですから。
バランスの良い食事を
心がけて摂取しましょう。

 

 

妊娠中におすすめの貧血予防の食べ物

 

やはり野菜や穀物がおすすめで

 

ほうれん草
小松菜
豆腐
納豆
高野豆腐などは、

 

摂取しやすいですし食べやすいです。

 

納豆は、鉄分だけで無く
他の栄養もたくさん含まれていますし
さらにおすすめです。

 

つわりでなかなかバランスの良い食事が
出来ないという事もあると思います。
そんな時はサプリメントを
上手に使って補うと楽ちんですよ。

 

しかし、食後30分以内にコーヒーや紅茶、緑茶は
鉄分の吸収を妨げるタンニンが
含まれているので注意が必要です。

 

 

神経質になりすぎずに

 

ヘム鉄も非ヘム鉄も簡単に言ってしまえば
動物性か植物性かです。

 

ヘム鉄も非ヘム鉄も何でもそうですが
過剰摂取しなければ問題ありません。

 

毎日同じ物を食べたり偏った食事は
やはり体にもよくないですから
ヘム鉄、非ヘム鉄もバランス良く摂取しましょう。

 

妊娠中は我慢も多くストレスを溜めがちですが
おいしいご飯を食べてストレス発散しちゃいましょう。