妊娠中、腰痛がひどい原因は?ひどくて眠れない時の解消法
妊娠中に起こりやすいトラブルの一つに、腰痛があります。
多くのお母さんが経験する、腰の痛み。
腰痛で夜眠れないケースも少なくありません。
やっと初期の悪阻の痛みが解消されたと思ったら
今度は腰痛…。
次々に起こる身体の不調に、悩んでしまうお母さんも
いるのではないでしょうか。
妊娠中の腰の痛みは、
どのようにして起こるのでしょうか。
今回は妊娠中のひどくて眠れない
腰痛の原因と解消法をお伝えします。
妊娠中は腰痛になりやすい時期
赤ちゃん自身の体重とは別に、胎盤と羊水だけで
約2kgの重みがあります。
大きな負荷が常にかかっている状態であるため
丈夫で健康に自信がある女性であっても
腰痛になり易い時期です。
腰痛になりやすい時期は、おおよそ妊娠4ヶ月以降です。
この時期には胎盤が完成しつつあり、赤ちゃんの体重も
目立って増え始める時期であることから
急な腰痛に悩まされるお母さんも少なくないでしょう。
妊娠中期である6ヶ月以降になると
更にお母さんの体重も増え
出産に向けた身体の準備も本格的になることから
腰痛はいっそう辛くなります。
この時期から骨盤をつなぐ
靭帯(じんたい)が緩み始めます。
骨盤が緩むと真っ直ぐな姿勢を取りづらく
腰を痛める原因になります。
私は妊娠前から腰痛があったのですが、
妊娠を機にさらに悪化してしまいました。
痛みは出産、そして出産後も続き
長いあいだ痛みに耐えなければなりませんでした。
腰痛は、できれば避けたい事ですが
妊娠を機に腰痛にかかったと言う友人も沢山いて
お母さんにとって良くある悩みの一つです。
ひどい腰痛で眠れないことも
妊娠後期になると、お腹がいっそう大きくなり
胃や心臓が圧迫されて苦しくなり
夜に眠る際は姿勢が定まらず
なかなか寝付けないことも多くなります。
私もこの時期は、寝苦しさを感じ、
眠りが浅くなって寝不足状態でした。
日中も腰痛を感じていましたが、
夜はさらに寝苦しさが加わって
痛みに悩む日が続きました。
なるべく痛まない姿勢を探して
何度も寝返りをうったり抱き枕の位置を変えたりと
寝るときの腰痛の悩みには
辛い思い出があります。
日中の腰へのダメージが蓄積して
夜眠る際に、腰痛を感じる場合もあり
睡眠不足になる原因にもなります。
妊娠中、腰痛対策におすすめの予防法
できれば妊娠中は早い段階から腰痛対策をすることで
痛みが深刻化することを予防できるでしょう。
常に正しい姿勢をこころがけ
できるだけ腰に負荷を
かけないようにしましょう。
姿勢が悪いと腰や背中を痛めやすくなります。
座っているときも足を組まないように注意しましょう。
バッグを常に同じ側の肩からかけることも
左右差が生まれやすい原因になります。
私の様に、痛みが深刻になってからでは
腰痛を解消する事は難しいです。
早め早めの予防策で
痛みが本格化するのを防いでください。
それでもなってしまったら・・・妊娠中の腰痛、解消法
市販の「骨盤ベルト」や腹帯などで矯正すると
正しい姿勢がキープされやすく
腰痛が和らぐ場合もあります。
特に、後期に入るとますます
お腹が大きくなり
しゃがんだ姿勢から立った場合など
お腹に引っ張られて
腰を痛めてしまいます。
日中は骨盤ベルトで腰への負荷を
防止する事で眠る際の辛い痛みも
軽減につながるでしょう。
また、立ち上がる際には膝を曲げて
体重を分散することも重要です。
勢いをつけて腰だけに力が入るのは危険です。
身体全体を使って動作するように心がけましょう。
腰回しなど妊娠中もできる体操や
ストレッチを取り入れるのもおすすめです。
腰回しは立った状態や四つん這いの姿勢から
腰を回していきます。
この際、腰回りが均等に伸びるように
深呼吸しながらゆっくりと動かします。
この動作を左右両方から行いましょう。
簡単にできる方法なので、
空いた時間やテレビを見ながらなど
こまめに行ってみましょう。
また、痛みがひどい場合は
妊娠中でも施術可能な整体を受け
腰回りの左右差などを均等にしてもらうと
解消に向かうでしょう。
妊娠中の眠れない腰の痛みには、早めの予防が肝心
妊娠中は、出産に向けて身体が
大きく変化するため腰の痛みは避けて
通れない場合もあるでしょう。
痛みが強いと陣痛中も腰痛が辛くなるケースもあります。
また、腰痛で睡眠不足のまま
お産に突入することもできれば避けたいですよね。
妊娠中は痛みが本格化する前に
対策を取ることが大切です。
まだ腰痛ではない、という方も
ぜひ上記のような方法を取り入れて
腰回りのケアをしてみてください。
少しでもお母さんの痛みが和らぎますように!