妊婦の喘息や咳は大丈夫?赤ちゃんに与える影響や気を付けること

妊婦の喘息や咳は大丈夫?赤ちゃんに与える影響や気を付けること

 

妊婦さんは何かと体調が心配なものですね。

 

特に喘息や咳などの症状があると
妊娠していない時より身体がしんどいのは勿論のこと
お腹の赤ちゃんの事も気になりますよね。

 

今回は妊娠中の喘息と
咳の影響や気を付けてほしいこと
についてお伝えします。

喘息や咳は、お腹の赤ちゃんに悪影響?

 

妊娠中に激しい喘息の発作が起こった場合
赤ちゃんへ供給される酸素が不足し
流産や早産のリスクが高まる危険があります。
このため、治療と予防が肝心になります。

 

風邪による咳の場合
妊娠中は子宮が横隔膜を押し上げ
たんを吐き出す力が弱まるため
症状が長引く傾向があります。

 

私も妊娠中に、自然に治るだろうと
思っていた風邪が一か月ほど長引き
悪阻とも重なって辛い思いをしました。
こんな事ならもっと早くに受診すれば良かったと
とても後悔しました。

 

咳が出たら早めに受診し、治療を開始することで
悪化を食い止めることができるでしょう。

 

そして特に注意したいのは、咳の原因が
インフルエンザだった場合です。
インフルエンザが初期流産のリスクを
高めるという報告も一部であります。

 

咳に加えて、発熱や関節痛など
他の症状が無いかも注意しましょう。

 

 

気を付けたいのは前触れのない破水

 

稀なケースではありますが、強い咳によって
前触れなく破水が起こる場合があります。

 

陣痛前に破水が起こる前期破水の場合
突然の事でお母さんが対応に困るだけでなく
細菌類が子宮内に入る危険が
あるため、早急な受診が必要です。

 

生理用ナプキンとバスタオルをあて
必ず自動車で病院に向かいましょう。

 

妊娠37週目以降に破水した場合は
そのまま陣痛と出産に至るのが普通ですが
万が一、妊娠36週前に破水した場合は
お腹の赤ちゃんが一日でも長く胎内にいられるように
安静を保つ必要があります。

 

私も妊婦検診中に咳をしたところ、
『破水するかもしれないから、気を付けて!』と
医師に心配され、すぐに内科を
受診するよう指示されました。

 

早産になることを防ぐためにも身体に
衝撃を与えるような強い咳が
起こらないにしたいものですね。

 

 

服薬は医師の指示に従えば安全

 

喘息や咳の治療のために
時には服薬が必要なこともありますが
妊娠中に薬を飲むのも、不安がつきまといますよね。

 

しかし、喘息の発作を抑える
抗アレルギー剤や気管支拡張剤は
お腹の赤ちゃんに悪影響を与えるものではありません。

 

風邪に関してはごく軽度の場合
漢方薬を処方される場合もあるようですが
感染を抑える為に、抗生物質を
使った方が安全な場合もあります。

 

いずれの場合も服薬したほうが良いと
医師が判断した場合は薬によって
症状を緩和することが結果的に赤ちゃんの
安全につながると考えて良いでしょう。

 

また、妊娠が分かる前に手持ちの
薬を飲んでしまった場合もごく初期であれば
赤ちゃんへの影響は心配ありません。

 

注意したいのは胎児の臓器形成の時期である4週から15週目です。
この時期は薬の影響が最も懸念されるため
もともと喘息などのために服薬している人は
初回の診察で、忘れずに医師に申し出てください。

 

 

赤ちゃんのために、万全な体調管理を!

 

喘息の発作も、咳も
薬だけですべて食い止める事は難しいため
日ごろから体調管理をし、予防することが肝心です。

 

睡眠を十分にとり、バランスの良い食生活を心掛け
体力を保持しましょう。

 

冬の妊娠の場合は、乾燥が喉にダメージを与えるため
加湿器を利用したり、眠るときにマスクをしたりして
喉を保護しましょう。

 

そして人混みを避け、ゆっくりと過ごすことも大切です。
私は「産後は忙しくなるから・・・」と
友人達と遊んだり、イベントに参加したりと
忙しくしていました。

 

しかし忙しさで身体が疲れたことや
人混みにも出向いていたことから
風邪を引いてしまったようです。
完全に防ぐことは難しいですが
遊ぶのは、ほどほどにしたいものですね・・・。

 

 

妊娠中の喘息、咳は初期の受診と予防が肝心!

 

妊娠中は心配事が多いからこそ
「こんな事で病院に行って良いのかな?」
「神経質すぎる?」と
つい、迷ってしまいますよね。

 

しかし、受診した結果
何事もなかったとしても、それは悪い事ではありません。
早め早めの行動で、辛い症状を防ぎましょう。

 

また、予防のためにも
体調を優先し、リラックスした生活を
心掛けてくださいね。